町はずれにある隈川病院。ナースの尾神琉奈(夏帆)は、2週間前から厳しい主任ナースの木藤純子(森脇英理子)や、研修医の隈川朝陽(大和田健介)らと働いていた。ある夜、琉奈の同僚ナース・鈴木彩香(川上ジュリア)が、消灯後、セーラー服を着た血だらけの女の子と出会うという恐怖体験をする。
数日後、琉奈の幼馴染で、映像制作会社に勤める坂井愛美(高田里穂)が琉奈を訪ねてくる。幼い頃から霊感が強かった琉奈は中学時代、通学途中で事故死した同級生の血まみれの霊を見たことがあった。そんな琉奈を気味悪がる同級生の中で、ただひとり友人でいてくれたのが愛美だった。
病院ではその後も、ナースや患者たちの間で「幽霊を見た」という話が絶えない。そんななか朝陽は、父である院長の隈川圭太に、幼い頃からずっと気になっていた旧病棟最上階の謎について尋ねるのだが…。
ある夜、備品を取りに旧病棟へとやってきた琉奈は、「ルナ」と呼ぶ声に応え、取り憑かれたように階段を上ってしまう。その声は最上階の廊下の突き当たりの壁の奥から聞こえていた。壁を前に琉奈が戸惑っていると、不意に目の前に扉が現れ…。
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