海街奇譚
ある離島の港町を舞台に描くサスペンス。姿を消した妻の故郷へとやって来た男性が、数々の不可思議な事件に遭遇する。監督などを手掛けるのはチャン・チー。チュー・ホンギャン、シューアン・リンのほか、ソン・ソン、ソン・ツェンリン、チュー・チィハオらがキャストに名を連ねる。第41回モスクワ国際映画祭コンペティション部門で審査員特別賞を受賞した。
売れない俳優のチュー(チュー・ホンギャン)は、行方不明の妻(シューアン・リン)を捜すため、彼女と出会った離島へとやって来る。そこでは漁師たちの守護仏であった仏像の頭が消えて以来、海難事故で住民たちが相次いで行方不明になっていた。宿泊先の宿屋の主人に島に来た理由を聞かれたチューが事情を説明すると、ダンスホールのマネージャーを訪ねるよう助言を受ける。