ディーバ 殺意の水底
きらめく水面へと墜ちていく刹那、美しき女神〈ディーバ〉は何を見たのか。韓国のスター女優 シン・ミナ主演のサスペンス・スリラー!
世界的な活躍を繰り広げる女性アスリート チェ・イヨンを主人公に据えた『ディーバ 殺意の水底』は、オリンピック競技でもある“高飛び込み"をモチーフにした映画。成績低迷から選手生命が危ぶまれるパク・スジンと、彼女の親友であるイヨンが自動車事故に遭遇。海中に没した車の中からイヨンだけが助かり、スジンが行方不明になったところから、物語は歪み始める。たゆたう水の美しさと表裏一体の息ができなくなることへの恐れ、人けのないプールのゾッとするような冷ややかさ、飛び込み台の高さが醸す不安感……。本作はそうした恐怖を喚起するイメージと、たとえ親友であっても明かすことのできない心の奥の暗闇が表出する瞬間の描写を繊細に積み重ねてゆく。
主演は、『海街チャチャチャ』『補佐官』『オー・マイ・ビーナス』『僕の彼女は九尾狐』と、TVドラマでの活躍が目立つモデル出身の人気女優 シン・ミナ。彼女が演じる高飛び込み界のスター選手 イヨンの親友 スジン役には、2016年の『背徳の王宮』『アトリエの春、昼下がりの裸婦』での体当たりの演技が高く評価されたイ・ユヨンが扮している。光州事件を描いた傑作『タクシー運転手 約束は海を越えて』で脚色を担当したチョ・スレ監督のもとに、大鐘賞映画祭 音楽賞を3度受賞したキム・ジュンソンや、『新感染 ファイナル・エクスプレス』で韓国映画評論家協会賞 技術賞を受賞したファン・ヒョギュン(特殊メイク)、ポン・ジュノ監督作『スノーピアサー』のチェ・ミニョン(編集)ら、韓国映画界熟練のスタッフが集結。恐ろしくも物悲しいサスペンス・スリラーを生み出した。
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