北キヨンは核攻撃とミサイル実験で米国を脅している。米国は反撃をするため、非戦闘クルーであり、優秀な女性パイロット6人からなる米海軍アクロバット飛行チーム「ウィング･ガールズ」を作戦に起用することした。彼女たちは、敵の目くらましのため戦闘に送り出されるという目的を告げられないまま、空軍との合同訓練に招集される。しかし、大佐からの“作戦”という言葉に訓練の目的を薄々察し始める。そして、北キヨンがミサイルを発射したという情報が入り、彼女たちの命を賭けた任務が遂行されることとなる。
『焼け石に水』などのフランソワ・オゾン監督が、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督による『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』をアレンジ。美青年に恋をして翻弄(ほんろう)される映画監督を描く。オゾン監督作『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』などのドゥニ・メノーシェが主人公を演じ、『カミーユ・クローデル』などのイザベル・アジャーニ、オリジナル版にも出演したハンナ・シグラのほか、ハリル・ガルビア、ステファン・クレポン、アマンテ・オーディアールらが出演する。
名の知れた映画監督ピーター・フォン・カント(ドゥニ・メノーシェ)は、恋人と別れてすっかり気落ちしていた。助手のカール(ステファン・クレポン)を使用人のように扱いながら暮らしていたある日、親友である大女優シドニー(イザベル・アジャーニ)が一人の青年アミール(ハリル・ガルビア)を連れ、彼のもとを訪れる。ピーターは若く美しいアミールに一瞬で心を奪われ、彼を自分のアパルトマンに住まわせ、映画界で活躍できるように面倒を見る。
『バイプレイヤーズ』シリーズなどの光石研主演によるドラマ。記憶が薄れていく症状を持った男が、それまでの人生を見つめ直す。メガホンを取るのは『お嬢ちゃん』などの二ノ宮隆太郎。『透子のセカイ』などの吉本実憂、『樹海村』などの工藤遥、『グッドバイ、バッドマガジンズ』などの杏花のほか、坂井真紀、松重豊らが出演する。
定時制高校の教頭・末永周平(光石研)は、元教え子の平賀南(吉本実憂)が働く定食屋で食事をしたものの、支払いをせずに店から出てしまう。周平は自分の記憶が薄れていることに気づき、将来を悲観する。冷え切った仲になってしまった妻・彰子(坂井真紀)や自分に見向きもしない娘・由真(工藤遥)などのことが頭によぎり、これまでの人生が素晴らしかったと言えるかどうか確信が持てない周平は、歩んできた人生を見つめ直す。
たまたま同じ温泉に居合わせた人々の思惑が交錯するクライムコメディー。とある温泉旅館を舞台に、女子高生と担任教師、殺し屋たちが混乱に巻き込まれていく。メガホンを取るのは『人狼ゲーム デスゲームの運営人』などの川上亮。『グリーンバレット』などの沢口愛華のほか、小浜桃奈、 糸瀬七葉、大熊杏優、小越勇輝らがキャストに名を連ねる。
修学旅行で訪れた温泉宿で、高梨リサ(沢口愛華)ら女子高生たちが、札束がぎっしり詰まったバッグを見つける。実はその金は暴力団員の愛人が持ち逃げしたものだった。大金が詰まったバッグを取り返すために現れた殺し屋や女子高生、担任教師らの思惑が入り交じる中、温泉宿は次第に混乱を極めていく。
ガールズポップユニット「BREAK TIME GIRLS」で活動する織田ひまりが主演を務め、家族の崩壊と再生を描いたドラマ。大阪の狭い家に暮らす少女の一家に取り入った女性が、家族の自由を奪おうとする。演劇ユニット「BALBOLABO」を主宰するオカモト國ヒコの舞台を原作に、CMや短編映画を手掛けてきた西岡眞博監督が映画化。共演は田中美里や月丘七央、有田洋之など。
大阪の少女、内田小豆(織田ひまり)は不動産屋いわく「狭いけれどみんなが幸せになれる」という家で家族と暮らしている。しかし、加賀美と名乗る女性が祖母の松子の介護のために現れ、家族に取り入りはじめる。さらに、加賀美は小豆の家に居着くようになり、家族の生活、小豆の進路や交流関係にまで指図するようになる。
